令和6年度事業計画
本会は、過去20余年にわたってネパール連邦民主主義共和国ガハテ村の村づくり活動に対する支援と交流を通して、共生や自立の在り方に学ぶとともに、ネパールの発展に寄与することを目指してきました。
そのため「篠山ナマステ会基金」としてセティディビ小学校の卒業生に対する奨学金支援を行うと共に、ガハテ村だけでなく、他の地域のマヒラサムハ(女性グループ)の家畜増産に対する支援と交流の輪を広げる活動を進めてきました。
また、市民プラザのバザー、人権フェスタや市民センターまつりを通して多くの市民に本会の活動の周知に取り組みました。4年ぶりにネパールツアーが実施でき、SNSを通じてネパールの現状を報告しました。
今年は、支援・交流の原点を大切にし、「ネパールスタディツアー」を実施すると共に「ネパールウィーク」を通じて国際理解を深める活動を進めます。
Ⅰ ネパールマハデブスタン地区等の人づくり・地域づくりを支援・交流する活動を引き続き進めます。
(1)自立に向け取り組んでいるマヒラサムハ(女性グループ)の「家畜飼育プロジェクト」を支援します 。
(2)セティデビ小学校等、カブレ郡内の諸学校の子どもたちの栄養状態、健康改善と学校への出席向上につながる学校給食支援について検討します。
(3)民芸品製作グループとのフェアトレードによる支援交流を進めます。
Ⅱ ネパールから豊かな生き方を学びます。
(1)「ネパールスタディツアー」を実施し、会員や市民のネパール理解を進めます。
(2)ネパールウィークを通じて、ネパール市民講座、出前講座等を実施します。また、人権フェスタや市民センターまつり等の場を通して、国際理解を深める活動を進めます。
(3)学校や市教委との連携、国際理解センター等の市内諸組織との連携に努めます。
(4)市内在住のネパール人やネパール等との支援交流活動を進めている諸組織との情報交換や交流を進めます。
Ⅲ I C Tの活用など多様な交流のあり方を探ります。
(1)ネパールの学校と丹波篠山市の学校をテレビ会議等で繋ぎ、児童生徒の効果的、主体的な情報交換の場を工夫します。
(2)ネット環境を整備し、今後の新しい交流のツールとなるI CT活用の実績可能性を探る活動を進めます。